最近、「IT業界は売り手市場である」とよく言われています。
IT業界では今「IoT」、「AI」、「RPA」などIT技術の革新が起こっており、様々な企業でITの導入を盛んに行っている状況です。
今IT企業はバブル状態となっており、それに関連してSEの求人も多くなり、超売り手市場になっています。
この記事ではそんなIT業界のバブルについてお伝えしていきます。
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IT業界が売り手市場なのは何故?
現在ITの技術革新で、流通業界や医療業界など様々な企業でITの導入を進めています。
これまではリーマンショックでITへの投資は抑えられていたのですが、アベノミクスや働き方改革の流れでITへの設備投資が盛んにされるようになってきたのが背景です。

引用:https://news.mynavi.jp/article/20171129-549488/
上記の通り、IT市場規模は年々増加傾向になります。
ITは業務を効率化して人を減らす仕事なのでどの会社も必要しており、今後もこの流れは続くと予想されています。
そして仕事が増えると言うことは、当然IT企業も忙しくなっているということであり、人手不足の状態に陥っています。
企業としては優秀な人はどんどん採用していきたいため、求人もかなり増えています。
結果として、IT業界での転職市場が今、超売り手市場になっているのです。
ITは人を減らす仕事である
基本的にITで行う仕事は業務を効率化し労働者を減らしていく仕事です。
そのため新たな産業が生まれたとしても基本的に廃れることはありません。
というか、廃れるとしたらもっと先に廃れる産業がたくさんあるため、ITが廃れるのは最後のほうなんですよね。
AIが発達するとSEは必要無くなるなんてことも言われてますが、そこまでAIが発達した場合SEだけでなくほとんどの業種で労働者が必要なくなりますので、
そこまでのリスク管理は必要ないかなと思います。
SEは今人手不足である
そして今、SEはかなり人手不足になっています。
現在IT業界ではIT需要が増えたことにより、仕事がじゃんじゃん来ている状態です。
で、今その仕事量に比較するとSEの絶対数が足りてないという事態が発生しています。
結果として今、SEは超売り手市場になっており、バブル状態となっています。
ただしこの状況は、いつまで続くか分かりません。極端な話リーマンショックが再度起きれば、IT投資するお金がなくなりこのバブルも終わるかもしれないからです。
そのため現在のバブルの波に乗って、転職活動するのはかなりオススメです。今は転職有利の流れですからね。
IT業界は転職をすることで年収を上げて行く業界である
他の産業と比較して、IT業界は転職によって年収を上げやすい産業です。
それは、SEは技術職だからです。
基本的に技術系の仕事は転職で年収を上げやすいです。それは、経験年数=技術力になるからです。
もっと分かりやすく説明します。
例えば大企業の工場の作業員で35歳で年収600万の人がいるとします。
その工場では新卒の22歳の若者は年収300万だとします。果たしてこの35歳の人は22歳の若者の2倍の価値を提供出来ているか?という話です。
SEの世界では、新卒の若者より35歳のベテランのほうが3倍、4倍の価値を提供出来ていたりします。
それに比例して年収も上がるということですね。
数年前より書類選考の通過率が上がっている
これは私の体感です。
現在転職活動をしていますが、数年前に祈られたようなレベルの企業に、割と簡単に書類選考が通ったりしています。
もちろん、3年前の時点の私と比べてスキルが向上しているということはあるのですが、それでもかなりの通過率です。
まだ内定は貰ってませんが、今勤めている企業より年収100万アップはいけんじゃないかなーというのが感想です。
まとめ:今不満があるなら転職したほうがよい!
SEで今の職場に不満を持っている人、もしくは待遇面を上げたいと考えている人は、転職活動をオススメします。
はっきり言ってIT業界は現在バブルで超売り手市場ですから、今勤めている会社以上の会社へ移ることはそう難しいことではありません。
そしてこのバブルはいつまで続くか分かりませんので、チャンスがあるうちに優良企業へ滑り込んでおいたほうが、定年まで働くことを考えると良いのかなと思います。
転職って若いうちしか出来ませんからね。。。
35歳以上になると、途端に市場価値が落ちるのが転職です。
まあ良い企業に決まらなければ今の会社に勤め続けたらいいだけの話なので、転職活動をやってみて損はないでしょう。