若手SEにありがちな話ですが、下請け業者とお客様と上司の言うことがバラバラで、間を取り持っている自分が板挟み状態になる事があります。
今回は私の体験談をもとに、板挟み状態になった時はどうすればいいのか?についてお伝えします。
私の板挟み体験談
当時インフラSEだった私は、回線キャリアのトラブルでお客様のネットワークを止めてしまいました。
間を取り持っていたのが私だったので、以下のように三者から板ばさみ状態となっていました。
回線キャリア「ムリです・・・今すぐには復旧は物理的に無理です・・・。2,3日かかります・・・」
上司「キャリアになんとかさせろ!!今すぐ復旧させろ!!」
お客様「いや、何で無理なんですか?どうにかしてくださいよ。なんとかなるでしょ?」
私としては、三者の言い分を聞いて、

状態になりました。
仕事が出来る人であればうまく調整するんでしょうが、無能の私にはそれが出来ず三者からの板挟み状態でかなり辛い状況になりました。
最終的には何故か私と上司がお客様に平謝りすることになり、なんとか解決しましたが・・・。
板挟み状態になった時はどうすればいいのか?
さて、上記のような板挟み状態になった時は、どうすることが正解なのでしょうか?
まずSEとしての心構えとして正しいのは、お客様の立場に最優先に立つということです。
そのため、お客様の希望を最優先し回線キャリアに激怒し、なんとかさせる。というのが正しい行動です。
言わば、回線キャリアに泣いてもらうということですね。

というスタンスでいくわけです。
この業界では、弱い立場の人が割を食うように出来ています。
当然、場合によってはこちらがその立場になってしまうこともあり得るわけです。
なので、もし板ばさみ状態になった場合は弱い立場の人に泣いてもらいましょう。
これがこの仕事の正解な行動です。
補足
この業界は弱い立場の人が泣くのが仕事として正解
というお話をしましたが、個人的にはその風潮は好きじゃありません・・・。
この業界の悪いところだなと思っています。まあ他の業界でもそうなのかもしれませんが・・・。
こういう人と人とが優しく出来ない社会になってしまうと、みんなより働きにくくなってしまうし、うつ病の人も増えていく一方だと思うんですよね。
でもサラリーマンである以上、自分の正義より会社の方針が優先されるわけで、難しいところです。
責めたり責められたりするのが苦手な人は、「社内SE」がオススメ
IT業界は基本的に、ストレスがつき物です。
お客さんからのストレス
下請け業者からのストレス
納期や作業ミスによるストレス
ストレスが苦手な人は、「社内SE」になることをオススメします。
社内SEであれば対客ではなく対社内のユーザーのため、こちらと立場が対等ですし、社内で上司から責められることはあるかもしれませんが、しんどい所はそれくらいです。
メンタルがやられるくらいなら、さっさと転職して、より良い職場環境の会社に転職したほうがいいだろうなとは思っています。