転職先から内定が出た場合、入社するかの検討に入ると思います。
そんな時、ブラック企業に入社してしまわないために入社する前に確認しておいて欲しい事の一覧をまとめましたので、参考にしてみてください。
確認事項は、大きく分けると企業への確認及び第三者からの情報の2点です。
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内定承諾前に企業へ確認しておきたいこと
内定が出た後、内定を承諾するかどうかのタイミングになった時に企業へ確認しておきたいことの一覧です。
人生を大きく左右する決断になりますので、ここはすぐに決めてしまわず、慎重に考えるようにしましょう。
1.年収交渉は可能か?
例えば自分の希望が年収500万だった時、企業からの提示が450万円だったとします。
その場合、たとえ面接の時に希望年収を言えていなかったとしても、「500万にしてもらうことは可能か?」を確認しましょう。
この場合に気をつけておきたいのが、あくまで相談ベースで話をすることです。
「500万じゃなければ入社しません。」という交渉のスタンスでいると、内定を取り消される場合があるからです。
相談であれば、内定を取り消されることはありません。
また、例えば年収500万を希望する場合は根拠の提示も必要です。
・現職の年収が○○万円で、今年から役職も就く予定だったので、500万に到達する見込みであるため
・○○の分野で○○という資格を持っており、業務に大きく貢献出来るため
など、根拠とともに相談すると、会社としてどうしても欲しい人材だった場合は年収を上げてくれる場合もあります。
ただ、基本的に内定時に提示された条件は、社内の稟議が通ったものなので、上げてもらえる可能性は低いということは覚えておきましょう。
2.平均年齢と平均年収はどれくらいか?
早いうちに年収が頭打ちになってしまう企業も多いため、平均年齢と平均年収については重要です。
30歳で年収600万が提示されていたとしても、会社によっては40歳でも平均年収が650万とかで大して変わらないといったケースもあります。
逆に最初は年収が低くても、歳を重ねるごとに大きく伸びていく銀行型の企業もあったりしますからね。
3.離職率について
年間の離職率がどれくらいなのか?ということも重要なチェック項目です。
離職率が高い=社員満足度が低い
ということは間違いありませんので、基本的に離職率が低いところはホワイトが多いです。
目安として、年間の離職率が3%以内ならホワイト企業の可能性が高いです。5%以上ならブラック企業の可能性ありです。
離職率が高い会社はブラックの可能性が高いですから、ここもデータがあるならしっかり聞いておきましょう。
4.有給休暇消化率について
有給休暇が使いやすい職場と、使いにくい職場というのは、会社によってまちまちです。
会社の中でも部署によってその環境は変わったりしますが、聞いておきたい項目として、会社全体の有給休暇消化率は確認しておきましょう。
こちらも目安として、年間の有給休暇消化率が15以上ならホワイト企業です。10以下ならブラック企業の可能性があります。大体10~15くらいが平均かと思いますね。
内定承諾前に、個人的に調べておきたいこと
次に、企業に聞くべきことではないけど個人的に調べておいたほうがいいことの一覧をまとめます。
メインとしてはブラック企業ではないかどうか?ということの確認です。
1.売上高÷従業員数が2000万以上かどうか?
売上高と従業員数は、会社のホームページの会社概要を見れば分かります。
その際、売上高÷従業員数をして2000万以上になる会社を選んだほうがいいです。
何故かというと、例えば売上高が50億だとして従業員数が500人の会社の場合、一人当たり平均1000万ですよね。
となるとどんなに頑張っても一般社員に500万円以上の給料を支払うのはかなり難しいんですよ。
何故なら人件費は大体売り上げの半分以下にすることが一般的だからです。
会社が持っているお金の余裕を考えると、せいぜい一人平均400万くらいが関の山です。
逆に売上高÷従業員数が2000万を越えると、人件費に回せるお金も増えてくるので、会社として社員の給料を上げやすいということですね。
2.退職者が書いたネット上の口コミサイトをチェックする
まあこれは結構だれでもやってると思いますが、火のない処に煙は立たないってことわざもありますが、
ブラック企業はやっぱりネット上の口コミもかなり悪いですw
なので、「会社名 ブラック」等で検索するとその企業の悪名が結構出てきたりします。
※ただし従業員数300人以下の企業であれば、ブラックだとしても出てこない場合もある
私は2ちゃんねるや転職会議、vorkers等の口コミは必ずチェックするようにしています。
あとは「10万件の企業口コミ。キャリコネ」も結構あてになります。
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3.社員の平均年齢をチェックする
社員の平均年齢が高い会社は要注意です。
というのも、社員の高齢化が進んでいる会社は離職率が高い可能性があるからです。
基本的に歳とってる人ってあまり転職って出来ないんですよ。だから悪い会社だと思っても我慢して居続けたりします。
でも若者は微妙だと思ったらすぐ辞めちゃいます。
結果として社員の高齢化が進む会社が出来上がります。
目安として、平均年齢が45歳以上の会社は危険である可能性が高いです。
もし微妙だと判断した場合
確認の結果、もし微妙だと判断した場合は迷うことなく内定を辞退したほうがいいです。
ありがちなのが、ネットでブラックだという口コミが多くても、
「結局ネットの書き込みなんて当てにならないでしょ?」
とか思って内定を承諾しちゃう人です。
ネットでブラックだと噂されている会社は高い確率でブラックです。
そこは、プラス思考に考えず疑いすぎるくらい疑って判断しましょう。
会社が出している募集要項って結構嘘が多いですよ。僕は募集要項より、ネットの口コミのほうを信頼して判断しますね。