SES(システムエンジニアリングサービス)は、IT業界の一般的な労働体系です。
SE(システムエンジニア)は、技術力・仕事力が時間単価となっているので、SEの時間を買うことでSEに働いてもらうことが出来ます。
この記事では、そんなSES契約において、SE単価が決まる仕組みについてお伝えしていきます。
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SE単価が決まる仕組み
SE単価は、
会社のブランド
経験年数
会社の評価
の3つの要素で決まります。
1.会社のブランド
実は3つの要素の中で、これが一番大きいです。
まあ、ブランドというか、就職難易度が高い会社ですね。
就職難易度が高い会社は、優秀な人間が集まりやすいですし、育成制度もしっかりしているので、人間的にもSEスキル的にも優れた人間が多いです。
なので会社ごとのランクみたいなのがあって、そのランクが高ければ例え新卒1年目レベルの人材でも単価は結構高いです。
会社のランクは、「【IT業界】就職偏差値(難易度)_総合ランキング!」の記事の内容と大体比例しています。
ちなみにNTTグループや、コンサル会社とかは基本的に高いです。
2.経験年数
これはその名の通り、どれだけの経験を積んでいるか?で単価が変わります。
もちろん新卒1年目が最も単価が安く、経験年数が多いほど単価が高くなります。
ただし、ある一定の経験年数を過ぎると上限値になります。
例えば経験15年の人と経験20年の人がいても単価は変わらないです。それどころか高齢の人は単価が下がったりします。
残念ながら50歳過ぎたりしたら頭のキレは悪くなったりますからね・・・。
3.会社評価
会社からの評価もポイントです。
なんか会社の評価によって、Bランクとか、Aランクとか、Sランクとか決まってたりするんですよ。
同じ会社でも当然、超優秀な人もいれば微妙な人もいますから。
上流工程が出来る人ほどランクは高くなります。PMとか出来る人は高いです。オペレーターとかしか経験がない人は安いです。
SE簡易一覧単価表
会社のランク | SEランク | 費用相場/時間当たり |
大手 | Sランク | 7,500円~10,000円 |
Aランク | 6,500円~7,500円 | |
Bランク | 5,500円~6,500円 | |
中堅 | Sランク | 5,000円~7,000円 |
Aランク | 5,000円~6,500円 | |
Bランク | 4,500円~5,500円 | |
中小 | Sランク | 5,000円~6,000円 |
Aランク | 4,000円~5,000円 | |
Bランク | 2,500円~3,500円 |
上記のように、一口にSEと言っても人や会社によって金額はかなり変わります。
もちろん、優秀なSEになればなるほど金額は高くなりますので、発注側は予算と品質の兼ね合いを考えて選ばなければなりません。
おすすめのSES活用方法
ケースによって、適切なSES活用方法は異なりますので、最適な方法をお伝えします。
プロジェクトのPM、リーダーをして欲しい場合
大手のベテラン高級SEに発注するのがオススメです。
PMがしっかりしてないプロジェクトは間違いなく炎上、失敗しますから。
大手のベテランは技術力も管理能力も高いので、プロジェクトの成功率が上がります。
即戦力ですぐに技術力が欲しい場合
5~10年目くらいの中堅クラスのSEがおすすめです。
ここらへんの年齢のSEは、まだまだ知識を習得できる柔軟性を持ちつつ、ITリテラシーも高いですから、どんな仕事をやらせてもすぐに適応することが出来ます。
業務が高度でなく、長期的に働いて欲しい場合
新卒1年目~3年目の若いSEがおすすめです。
ここらへんのSEは技術力は無いですが、若いので成長速度が早いです。
また、変なプライドとかも無いので仕事を頼みやすいというメリットもあります。
あと単純にコストが安いです。