過去の転職回数はマイナスと捉えられてしまうのか?
私も過去2度の転職を経験しており、現在3度目の転職を目指して転職活動中です。
結論から言うと転職経験が多い事はマイナスな印象を与えるため、転職に不利になります。
しかし何故転職回数が多い人は不利になってしまうのでしょうか?この記事ではその理由と対策(言い訳の考え方)についてご紹介します。
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転職回数が多い人は人事担当者からどう見られるのか
過去の転職回数について人事担当者がまず考えるのは、

ということです。
人事担当者は「すぐに辞めてしまう人」をリスクが高い人だと判断します。
そしてそのリスクは、転職回数が多いもしくは在籍期間が短いが判断材料となります。
なので転職回数が多いひとはその時点で書類選考で落とされやすくなります。
では新卒で入った会社で合わないと判断しても我慢したほうがいいのか?というとそうではありません。
新卒で入った会社にダラダラと何年もいるより、問題意識を持ってすぐに行動する方がその後のキャリアアップにつながりますし、若い人は給料を安く抑えられますので求人も多いのです。
なので、基本的には転職回数は少ないほうがいいけど、スキルアップに繋がらない場合は若いうちにさっさと転職したほうがいいです。
しかし、当然面接の場で「何故こんな短期間に辞めたのか?」ということは聞かれますので、そこはしっかりと説明出来るような準備は必要です。
転職回数が多い人の特徴
転職回数が多い人の特徴は、大きく分けて2パターンです。
1.人間関係や仕事内容に不満を持ちやすい人
現在の環境について良い面より悪い面が見えてきてしまい、会社を変えることでその環境を良くしたいと考える人です。
私は別にこれは悪いことだとは思いません。
しかし基本的にどんな会社でも良い面と悪い面があります。
例えばある面に不満を感じて別の会社へ転職したとして、その面では不満が解消されたとしても、また別の面で不満が出てきたりします。
なのでいたちごっこになる可能性があり、多少の不満は飲み込むことも重要になってきます。
本当に会社を辞めるしか現状の不満を取り除くことが出来ないという人以外は、部署異動を申請するようにしましょう。
会社にもよりますが、部署異動は結構通ります。まずは言うだけ言ってみて、ダメなら転職すればいいのです。
⇒部署異動や上司への相談で、現在の不満や悩みを取り除くことは出来ないか?
2.転職することで待遇を上げてきた人
転職という手段を使って、自分の待遇を向上させてきた人です。
私はこのパターンです。
最初に入社した会社がIT業界の中でも最底辺に位置するブラック企業だったので、給料を高くするには転職という手段しかありませんでした。
⇒ブラックIT企業から中堅企業への転職を成功させた私のプロフィール
仕事の頑張りによって給料を上げるパターンは、ある程度の会社以上に在籍している人しか達成できませんからね。
基本的には所属している会社で給料は決まってきます。
また、最初に入った会社が底辺レベルだった場合、次の会社で大手に行くのも難しくなります。
大手⇒大手や大手⇒中小の転職は割りと簡単なのですが、中小⇒大手の転職は難しいのです。
1つの職場で3年間は働くことを目標とする
今転職をするかどうか悩んでいる人は、現在今の会社にどれだけの年数在籍しているか?ということを考えてみてください。
基本的に早期の退職経験がある人は採用側に敬遠されやすくなります。

その疑問をぬぐうことが出来ないからです。
特に1年未満で退職した人はその会社に対して採用コストや教育コストをペイ出来るほどの成果を出せていません。
そのため会社に迷惑をかけて辞めた人という扱いをされることになり、かなり印象が悪くなります。
目安として、3年以上働くことを目標にすると良いです。
何故なら3年以上働いたら、採用担当者の責任にはならないからです。
分かりやすく言うと、入社して3ヶ月未満で辞めたら

と、人事の責任にされるリスクがありますが、3年以上働いて辞めるのではあれば人事の責任ではありませんよね。
そのため採用担当者も安心して採用することが出来るというわけです。
どのような対策をたてればよいか?
対策としては、それぞれの退職理由がしっかりと論理的に説明出来るかどうか?
ということだけですね。

という理由を考える必要があります。
「それはどこの会社でも同じじゃないの?」とか、「部署異動すれば済む話じゃないの?」というような突っ込みを入れられるような理由ではダメだということです。
自分が面接官になったつもりで、その理由に突っ込みどころはないか?ということを十分に吟味した上で面接に望むようにしましょう。