お疲れ様です。てんすけです。
本日はIT業界で特定派遣(人売り)として働くSEの苦痛・つらさ、扱い等をお伝えしていきたいと思います。
特定派遣は私も3年ほど経験しましたが、精神的に削られますしプライドを殺さなければいけない。あと単純に待遇が悪い!とデメリットが多いです。
ということで、この労働形態について具体的にどんなデメリットがあるのか?について11点まとめました。
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客先への面談がツライ
基本的に客先の社員として働く特定派遣では、職場に配属される際客先社員の面談というものが存在します。

私は面談をするたびにそう考えていました。
あと、営業は物凄い私の能力を高く見せて客先に売り込んでいきます。
実際にはそんな能力ないのに・・・。でも会社の方針だし・・・。と、凄いストレスでした。
歳とった後の不安が大きい
特定派遣は定年が35歳だと言われています。
上述したとおり働くためには面談を経なければならない特定派遣ですが、高齢の人は面談に通りにくくなります。
その年齢の基準が、35歳なんですね。
35歳を越えた特定派遣エンジニアは、職場を探すのすら苦労します。
管理側に回っていないと、最悪クビに近い扱いを受けることも・・・。
怖いですね。
客先の居心地が悪い
自社ではなく客先ですから、基本的に無礼があってはならないんですよね。
自社で許されていた行動も、客先では許されなかったりします。
例えば、ポケットに手突っ込んで歩いたりとか、休憩ルームみたいな部屋を勝手に使っちゃいけないとかですね。
あとは無料のお茶コーナーとか使うのも結構気使いますし。常にお客様のビル内で働いていると言うことを意識しなければならないんです。
これはストレスですね。
給料が上がらない
給料は本当に会社によるんですが、私の会社では基本的に年1回の昇給では基本給が500円しか上がりませんでした。(爆)
ここまでひどい会社ばかりではありませんが、特定派遣の場合基本的に給料に天井があります。
良い会社とされている特定派遣会社でも、大体400万くらいで打ち止めです。
あとは管理職側にいかないと、給料はアップしません。
(まあ、管理職以上になっても給料はそんな大して上がらないですが・・・)
嫌な仕事ばかり押し付けられる
基本的に特定派遣は権力が低いです。(物凄いスキルが高い人は除く)
面倒な仕事やってくれる人たちみたいに考えている客先のプロパー社員もいます。
そんな中、やはりお客様の言うことなので、それに従わなければいけません。
そしてストレスがたまりやすくスキルがつきにくいクソみたいな仕事ばかりをやらされるハメになるわけです。
今の仕事に不満を抱えている人は、以下の記事を読むと参考になるかもしれません。
⇒転職するにあたって、自分が何を不満に感じているかを整理しよう
派遣扱いされる
特定派遣とは言え正社員のハズ・・・。
が、客先の社員からすると、我々はただの派遣と思われていることが多いです。
一応、BP(ビジネスパートナー)と言ってくれますが、扱いは派遣です。
ということで、そんな扱いをされても黙々と働く強い精神力が必要になります。プライドの高い人には厳しい環境です。
自社のイベントが面倒くさい
基本的に客先で働くので、自社で集まるイベントとかは定時後もしくは休日に開催されることが多いです。
飲み会くらいならまあまだいいですけど、自社の勉強会(無給)に休日使って来させられるとか多いです。
何故無給なのか?の会社の言い分としては、

とか言い出します。
自由参加なら確かに一理あります。しかし、会社に実質的に強制される勉強会でこの言い分はあり得ません。
時間を拘束されているわけですからね。
そして自社が遠かったりするとさらに最悪です。
勤務表を複数つけなければならない
これもアルアルなんですが、客先に向けての勤務表と、自社に向けての勤務表と2種類の勤務表を書かないといけなかったりします。
しかも自社向けの勤務表は家で作れ!とか言ってきたりします。
ちなみに当然のように家で勤務表を作成している時間は労働時間とみなされてません。
クソですね。何故疲れ果てて家帰ってきてからも仕事をしなければならないのか。。。
客先で孤独
自社の社員がいない職場なんかだと、基本的にしばらく孤独です。
当然同期なんかもいませんし、上司もいません。
そのため同じく特定派遣で派遣されてきた別の会社の人と仲良くなることが多いです。
そういう意味では客先によっては孤独ではありませんね。
客先社員との待遇の差が凄い
特定派遣で派遣された会社では、客先のプロパー社員とほぼ同じレベルの仕事をやることになります。
しかし、支払われる給料は客先の社員と倍くらい違うことがあります。
理由は当然、自社に中抜きされているから ですが・・・。
「半分の給料で同じ仕事をしなければならない人たちの気持ちを考えたことがあるか?」
これは、かの有名なホワイト企業「未来工業株式会社」の創業者・山田昭男氏の名言です。
経営者の中にはこんな素晴らしい人もいるのだと思う一方、現実にはこんな風に考えてくれる人はほとんどいません。
スキルがつかない
これは客先による部分もありますが、基本的にスキルがつかない仕事を割り振られることが多いです。
というのも、スキルがつく仕事というのは自社のプロパー社員にさせたがるからです。
そのためテスターや監視などのクソの役にも立たない仕事に従事させられることになります。
ITが好きでIT業界に入ってきた人からすると、本当にやりきれませんよね。
まとめ
IT業界の特定派遣労働者の方は、本当に凄いです。
劣悪な環境下で文句言わず黙々と働いている方はたくさんいます。
でも、そんな方にこそ私は転職活動を経験してみてほしいと思っています。
実際に転職をするかどうかは置いといて、まずは転職活動を経験してみて欲しいということです。
その結果今より良い待遇の会社に入れたり、自分が本当にやりたい技術の仕事なんかが出来るようになったとしたら、それは素晴らしいことだと思いませんか?
皆さんがより良い労働環境で仕事が出来ることを祈っています。(切実に)
IT特定派遣からの転職を考えている方は、「転職活動を開始すると決めたら、まず始めに転職サイトに登録しよう」にて、転職サイトの使い方をチェックしてみるといいかもしれません。